2017年9月3日日曜日

Nutanixの障害通知とリモートサポートについて

Nutanixには、障害を検知した際に自動で通知を行い、アラート機能があります。
また、障害が発生した場合に、Nutanixサポートエンジニアに直接見てもらえる、リモートサポート機能があります。
今回はこの2つの便利な機能について紹介をします。

アラート通報機能

Nutanixには、ハードウェアの障害や内部プロセスにおいて、なんらかの論理的な問題を検出した場合に通知を行ってくれるアラート機能があります。
アラートは、NutanixのPrism画面で表示されますがそれと同時に、ニュータニックスサポートへの連絡やユーザーにメールで通知する機能を保有しています。

▼アラート通知の設定画面


このアラート通知は、メールベースで行われます。通知は、アラートが出たサイト、毎日にレポートと2種類のメールの受け取りを設定可能です。
なお、メール転送にSMTPサーバーが用意できない場合、Nutanixが「nsc01.nutanix.net 」「nsc02.nutanix.net」の2つのホストに対して「80/TCP」「8443/TCP」の2つのポートへのアクセスができれば、メール通知を行うことが可能です。なお、この2つのポートはどうやらSSHで通信を行っているようです。

アラートの通知に関しては、細かく設定することが可能です。


リモートサポート機能

サポートとのやり取りが必要になる場合、従来ですとログの収集と大量のログファイルの送信や、その後のやり取りと作業、またログの送付といった感じで、1つの障害に対してサポートとのやり取りが頻発するケースがほとんどでした。
Nutanixは、リモートサポート機能がありNutanixがインターネットに接続されている場合、Nutanixのサポートチームが直接Nutanixに接続し、ログの収集や障害の修復を直接行ってくれる機能があります。
この場合も、Nutanixが、なお、メール転送にSMTPサーバーが用意できない場合、Nutanixが「nsc01.nutanix.net」「nsc02.nutanix.net」の2つのホストに対して「80/TCP」「8443/TCP」の2つのポートへのアクセスができる必要があります。

▼リモートサポートの設定画面

このリモートサポートはデフォルトで無効になっており、有効にする場合は、何時間もしくは何分という設定があり、その設定された時間の間だけ、NutanixサポートにSSHトンネルをはる仕組みになっています。
そのため、常にNutanixサポートにトンネルが張られているわけではありませんので、セキュリティ的な側面でも心配する必要はありません。
実際に利用する場合は、サポートにケースオープン(サポート依頼)後、サポートの方と相談の上有効にすればよいでしょう。

Nutanixがインターネットに接続できない場合は、上記のリモートサポートを利用することができません。しかしその場合は、NutanixのPrismへのアクセスとSSHへのアクセスができる端末を用意し、その端末をインターネットに接続することで、ニュータニックスのサポートチームから払い出されるWebEXのリモート操作機能を利用してメンテナンスを行うことも可能です。
これですとサポートエンジニアが行っている操作もすべて、PCを通して確認することもできますので、サポートに見えないところで触られるのは怖いというイメージをお持ちの方も安心できます。

Nutanixのリモートサポートは、スキルの高いサポートエンジニアが直接問題解決を行ってくれるので、障害が発生した際に、迅速かつ確実に元の状態に戻してくれる大変有益なサポートであると思います。
このサポートは、Nutanixの保守契約を結んでいれば、特別な費用なく利用できるところは、Nutanixの魅力の1つだと思います。

もっと詳細に知りたい場合、以下のドキュメントを参考にしてください。

リモートサポート
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v51:wc-support-enable-wc-t.html

アラートメール設定
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v51:wc-alert-email-enable-wc-t.html









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