2017年9月22日金曜日

AFS(Acropolis File Service)を使ってみよう その2

前回までにQuotaの細かい設定を確認しました。
では、具体的に細かな設定を入れてみて動作を試したいと思います。

共有名:AllShare
MAS SHARE SIZE(全体サイズ制限):20GiB




の状態で設定を行います。

次に、ユーザー別のQuota設定を行います。
Quotaには、以下のような設定を施します。

nobita@toriten.oita -> 10GiBの容量制限 / SoftLimit
suneo@toriten.oita -> 1GiBの容量制限 / HardLimit

また、通知用のメールアドレスも設定をしておきたいと思います。

▼suneoに対する制限の画面



ユーザーごとに設定したQuota設定状態は、Prismの画面から確認可能ですし、そこから編集が可能です。


では、nobitaユーザーから、CentOS7.3と7.4の2つのISOファイルをコピーしてどうなるかを確認してみましょう。



nobitaユーザーはソフトリミットの5TiBでしたので、今回合計で8.29GB程度のファイルでしたが、問題なくコピーができました。
一方ソフトリミットとはいえ、ポリシーを違反したコピーが行われていますので、管理者には以下のような形でアラートのメールが届いています。


一歩で、ユーザー、suneoは、ファイルコピーが1GiBで制限されるかを確認してみましょう。
suneoは、Redhat Enterprise Linux 7.4のISO(3.78GB)をコピーしてみましょう。


ちなみにsuneoの場合、いきなり容量超過したファイルをコピーしようとしてファイルサーバー(AFS)から拒否されているので、この場合、通知のメールは管理者には送られません。

これで、ユーザーごとにQuotaの動作が正常に行われていることがわかります。


次回はアクセス権限とABEについて紹介をしたいと思います。





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