2016年10月19日水曜日

なぜNutanixは、構築が楽になるのか?

Nutanixを導入すると、構築が楽になるというキーワードをちらほら聞きますが、なぜ楽になるのかということを細かく説明をいただくケースはあまりないかと思います。

Nutanixには、導入を手軽にするための手法がたくさんありますが、その1つが「Foundation」というツールが提供されていることです。

今までの仮想化基盤の構築を考えてみると、

<ストレージ>
  • 管理IP付与
  • RAID設定
  • LUNボリューム切り出し
  • ホストアフィニティによるLUNマスキング
<SANスイッチ>
  • 管理IP付与
  • ゾーンニング
<IAサーバー>
  • ハイパーバイザーインストール
  • ハードウェア管理サーバーへの登録とリモート障害通報設定
  • 管理IP付与
  • NICチーミング設定
  • ストレージマウント
ざっとこんなものでしょうか。


(参考)仮想化基盤構築における基本的な作業内容



すでに管理IPを付与するだけで3回同じことをやっています。
サーバーの台数が多いとハイパーバイザーのインストールだけでも台数分行うのは結構大変です。

もしこれを一括で、全自動でできたらうれしいですよね。
これができてしまうのが、NutanixのFoundationというツールです。

Nutanixを買ったら、上記の面倒さ作業は一切不要で、ただ、Foundationを実行するだけで上記の作業のほぼすべてを行ってくれます。
わざわざノードごとにハイパーバイザーを入れる必要も無く、ストレージの初期構築からハイパーバイザーの導入、管理IPや管理コンポーネントの展開を、1台ずつではなく、まとめて複数台のノード(サーバー)に対して実行できる魔法のようなツールです。


Foundationには2つの方法があります。

<CVM Foundation>
こちらは、Nutanixを購入したらユーザーがすぐに利用できる構築方法です。
Nutanixのサポートサイトから専用のツールをダウンロードすることで、すぐに実行することができます。


<VM版 Foundation>
こちらは、Nutanixの有資格者や限られた人に提供される、Foundation用の仮想マシンがNutanixより提供され、その専用仮想マシンを利用して行う方法です。
こちらは、Nutanixの一般ユーザーには提供されていないようです。


Foundationは、少々古いですが以下の動画が公開されています。
Foundationが、いかにシンプルで今までの作業の無駄を省くことができるかがわかる内容になっています。









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